東京の伝統行事

一山神社 冬至祭一山(いっさん)神社は、JR埼京線与野本町駅より北西へ徒歩12分の地に鎮座する、木曽御嶽講が御嶽大神三神の一柱である少彦名命を祀った神社(後に八幡神を合祀)である。
当社においては毎年冬至の日に催される冬至祭において火渡り神事が行われる。

一山神社 冬至祭

さいたま市の旧与野市市街にある一山神社においては、毎年冬至の日(通常は12月21日または22日)に催される冬至祭において、火渡り神事が行われる。この祭りにおいては、供物のユズを火に投げ入れるのでユズ祭とも呼ばれる。なお、当社と同じく木曽御嶽講系の神社である西浦和の田島御嶽神社でも火渡りが12月19日に行われるが、一山神社の行事には行事に仏教色は見られない。

一山神社 冬至祭

拝殿での祭典後、境内中央に積み重ねられたヒバの山の前で祝詞奏上などを行い、ヒバの山に火を付ける。

一山神社 冬至祭

燃えるヒバの山の周りを神職らがグルグル回り、燃え終わるころに宮司がユズを投げ入れ、竹の棒でおき火の中に道を作って塩を撒く。

一山神社 冬至祭

最初に宮司が渡り、次に人形や神札を木箱に背負った行者が渡る。講員はあらかじめ配布された人形(ひとがた)に家族の名などを記し、行者は人形を納めた木箱を担いで火渡りし一年の災厄を清める。

一山神社 冬至祭

その後、講員や一般参列者も渡る。

一山神社 冬至祭

参加者らは火渡り後、清められたユズを授与される。

冬至の日はユズ湯に入ると風邪をひかないと言われる通り、ユズは冬至に縁のある果物である。また東京のいくつかの神社で冬至に授与されているのと同じく一陽来復の守りが授与されるが、当社のものは「一陽来復 結寿守(ゆずまもり)」と称する。

一山神社
埼玉県さいたま市中央区本町東4-10-14 地図
アクセス:JR埼京線与野本町駅 徒歩12分