文京朝顔・ほおずき市は、7月の第3土日曜に東京都文京区の春日地区で催される、伝通院で立つ朝顔市とこんにゃくえんま源覚寺で立つほおずき市を中心とする文京区主催の行事。期間中は鉢植えが販売されるだけでなく、付近の小石川善光寺、澤蔵司稲荷、牛天神、礫川地域活動センターをサブ会場として様々なイベントが開催される。
文京朝顔・ほおずき市
伝通院
伝通院は江戸時代、徳川将軍家の准菩提寺であった浄土宗の名刹。墓地には将軍家の婦女の大規模な石塔が林立する。当寺に関する詳細は伝通院の記事を参照。
伝通院では朝顔市が立つ。またPRブースなどのほか、露天商の露店も若干出る。
源覚寺
源覚寺はこんにゃくえんまで知られる浄土宗の寺院。1月と7月には閻魔例大祭が開かれるが、特に1月の例大祭では火渡りが行われる。当寺に関する詳細は源覚寺の記事を参照。
源覚寺ではほおずき市が立つ。
澤蔵司稲荷
澤蔵司稲荷(慈限院)は伝通院の旧子院で、その鎮守であった。明治維新時の神仏分離を乗り越えた神社風の境内を有する。当寺に関する詳細は澤蔵司稲荷の記事を参照。
文京朝顔・ほおずき市の期間中、澤蔵司稲荷では江戸太神楽や大道芸などが披露される。
小石川善光寺
小石川善光寺も伝通院の旧子院で、明治時代に入ってからは信州善光寺の分院となった。当寺に関する詳細は小石川善光寺の記事を参照。
文京朝顔・ほおずき市の期間中、小石川善光寺では変化朝顔展示会が催される。
牛天神北野神社
牛天神北野神社は源頼朝により創建された天満社。江戸時代末期の1852年に大輪朝顔が展示された地として、文京朝顔・ほおずき市の期間中、大輪朝顔市が催される。期間中は江戸太神楽も披露される。
礫川地域活動センター
礫川地域活動センター前の路上ではふれあい広場が設けられ、パフォーマンスが繰り広げられる。
文京朝顔・ほおずき市の会場
以下のように牛天神北野神社のみが他の会場から若干離れて位置しており、そのため伝通院と北野神社の間でミニシャトルが運行される。