乃木神社

Nogi Shrine乃木神社は、東京都港区の、東京メトロ千代田線の乃木坂駅の駅前にある、軍神とうたわれた陸軍大将乃木希典とその妻の静子夫人を祀る神社。
昭和12年の創建で、戦前の社格は東京府(東京都)の府社。現在は神社本庁の別表神社である。
祭神の乃木希典は、長州藩支藩長府藩の藩士に生まれ、西南戦争、日清・日露戦争を闘い抜き、最後は妻と共に、明治天皇に殉死した。
大江新太郎が設計した社殿は手水舎を除き、太平洋戦争で焼失したが、昭和37年に息子の大江宏の設計で再建された(デザインは戦前とは異なる)。
渋谷区の原宿にある、元帥海軍大将東郷平八郎を祀る東郷神社と対をなす神社と言える。
青山霊園にほぼ隣接し、東京メトロ千代田線の乃木坂駅下車すぐにある。また東京メトロ日比谷線または都営大江戸線の六本木駅からも徒歩5分。

一ノ鳥居
乃木神社
乃木神社

正面からではわからないが、一ノ鳥居は額束のある伊勢鳥居である。このような正統形から逸脱(細かい相違点であるが)した鳥居が、このクラスの神社の表参道の鳥居に使われるのは珍しい。東日本大震災後、前の鳥居と同じ形で再建された。

表参道と手水舎
乃木神社

大江新太郎(結構有名な建築家)が設計した創建当時の社殿は、この手水舎(昭和9年建造)を除き戦災焼失した。

二ノ鳥居
乃木神社
拝殿
乃木神社
回廊から見た幣殿
乃木神社

社殿(拝殿、幣殿、本殿)は、昭和37年に大江新太郎の息子の大江宏の設計で木造で再建された。デザインは戦前とは異なっている。少し変則的な形状の社殿構成をしている(特に幣殿)。本殿はよく見えないが、一般的な神明造。

正松神社
乃木神社

正松神社は、乃木が師事した松下村塾の玉木文之進正と、その後継者の吉田松陰を祀る。正松神社の本殿は戦後復興時の乃木神社仮本殿(昭和23年建造)。

赤坂王子稲荷神社
乃木神社

赤坂王子稲荷神社は、乃木が尊崇した王子稲荷神社を勧請して昭和37年に創建。本殿は、現在の乃木神社社殿が竣工した際の、遷座祭仮殿。

なお、当社で昭和29年築の茶室忘筌が、千葉県佐倉市の佐倉城址公園に移築現存するほか、昭和26年竣工の儀式殿も芦別神社遥拝殿(北海道?)として現存するという。

骨董市
乃木神社 骨董市

毎月第4日曜日には、ささやかな骨董市が境内入口付近で営まれる。

乃木神社 乃木神社HP
東京都港区赤坂8-11-27 地図
アクセス:東京メトロ千代田線 乃木坂駅より0分/ 東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅より徒歩5分

旧乃木邸

旧乃木邸及び乃木公園は、乃木神社に隣接する区立公園。東京市に寄付され、東京都成立時に都が引き継ぎ、後に港区に移管された。乃木神社ではこれらを神社の外苑だとしている(まあ戦前は神社も同じく公共施設だったわけで、経緯から考えるとそう言えるのかもしれない)。

主屋
旧乃木邸

主屋は港区指定有形文化財。老朽化著しかったのを明治35年に改築(ほぼ新築)。祭神の命日の9月13日およびその前日の12日のみ、内部が公開される。

馬小屋
旧乃木邸

馬小屋は港区指定文化財。明治26年築。

御供待所
旧乃木邸

御供待所は、『港区の歴史的建造物』によると明治34年頃の建造。

乃木家祖霊舎
乃木家祖霊舎

乃木神社HPによると、乃木家祖霊舎は乃木家が所有した中野の邸宅にあった社殿を移築したもので、乃木神社創建までは乃木小社として乃木家の祖先と乃木将軍夫妻を祀っていたので、乃木神社の元宮に当たるとする。ただし乃木小社の古写真と較べると、現在の乃木家祖霊舎とは異なっているように見える。
現在の祭神は乃木家祖先と、日露戦争で戦死した2人の息子(勝典・保典)。息子2人の戦死を持って、乃木希典の家系は断絶した。

庭園
旧乃木邸
旧乃木邸
時間:9-16時 料金:無料 休園日:12/29-1/3
東京都港区赤坂8-11-32 地図
最寄り駅:乃木神社と同様