隅田稲荷神社

Sumida Inari Jinja隅田稲荷神社は、東京都墨田区の、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅より徒歩6分の位置に鎮座する鎮守社。
天文年間(1532~1555年)の堀越公方足利政知の滅亡後、その家臣が当地に逃れ土着して村を開き、伏見稲荷を勧請して当社を創祀。
戦前に荒川放水路を開削(大正13年完成)した際、遷座。戦前(昭和18年建造)の社殿が残るほか、境内社の八幡神社と白髭神社は若干変則的な社殿。

表鳥居
隅田稲荷神社
神楽殿
隅田稲荷神社
拝殿
隅田稲荷神社
本殿
隅田稲荷神社

社殿は拝殿・幣殿・本殿で成る権現造。昭和18年建造。

境内社群
隅田稲荷神社

境内社としては、一番奥に皇産霊神社が鎮座し、その前に八幡神社と白髭神社が並ぶ。

皇産霊神社
隅田稲荷神社

皇産霊神社は、境内社としては結構立派で、形状も正統的。『墨田区史跡散歩』に、昭和18年に本社社殿を新築した際、旧社殿を拝殿左奥に移して奥社とした、とあるが、これか。

八幡神社
隅田稲荷神社

八幡神社の社殿は、流造の比較的新しいもの。向拝柱(庇状の部分を支える、一番手前の柱)の大斗・枠肘木(屋根直下部分)の正面側が平らとなっているのが変則的。

白髭神社
隅田稲荷神社

白髭神社の社殿は、春日造の比較的新しいもの。八幡神社同様、向拝柱の大斗・枠肘木の正面側が平らとなっているが、それだけでなく、向拝柱と本体の間を繋ぐ虹梁の形状も変わっている。


隅田稲荷神社の例大祭は6月中旬。本祭は4年に一度で、大神輿が渡御する(陰祭の年は中神輿が渡御)。
宮神輿は、一之宮は通常のもので、二之宮は万燈神輿である。当社は万燈神輿の発祥地だと言い、その旨記した碑が境内に立つ。
万燈神輿の起源は元冶年間(1864~1865年)だと言う。当社では大正4年に中止となったが、昭和50年に復活し、夜間に渡御する。

隅田稲荷神社
東京都墨田区墨田4-38-13 地図
アクセス:東武スカイツリーライン 鐘ヶ淵駅より徒歩6分