宗泰院
宗泰院は、東京都杉並区の、東京メトロ丸ノ内線の新高円寺より北東へ徒歩6分の地にある曹洞宗の寺院。
安土桃山時代の天正12年(1584年)に現在の千代田区四番町に開草し、市谷を経て現在地へは明治42年移転。
旧地より江戸時代の本堂、開山堂、開運弁天堂を移築し、特に開運弁天堂は尾張藩主の持仏堂と伝える。
新高円寺駅に近いこの一角は、近代に移転してきた寺が集まる寺町で、宗泰院もそんな寺の1つ(寺町北方の高円寺や長仙寺は元々この地にあった)。
本堂は江戸中期の1757年築。
本堂前に掛かる鏝絵は伊豆長八の作で、本堂の向拝にあったのを移築の際に外したもの。
開運弁天堂は江戸中期の築で、尾張藩主の持仏堂と伝える。
開山堂は江戸中期の1750年築。実はこの建物かははっきりしないのだが、資料に本堂の左手にあるとあり、また他にそれらしき建物がないので、現存しないまたは移築したのでない限りこの建物であろう。
部分的に模様が刻んである。
上記の開山堂?の背後に接続する建物。ブドウの模様が刻まれている。
JR高円寺駅から東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅にかけては他に高円寺、高円寺氷川神社、長仙寺、長善寺、鳳林寺、西照寺、高円寺天祖神社などがある。