飯香岡八幡宮

飯香岡八幡宮飯香岡(いいがおか)八幡宮は、千葉県市原市の、JR内房線の八幡宿駅より北西へ徒歩2分の地に鎮座する鎮守社。戦前の社格は県社。また上総国総社(ただし少なくとも14世紀後期までは総社は別に存在)で、国府八幡宮、一国一社八幡宮、一国総社八幡宮などとも称された。
景行天皇40年(110年)、東征中の日本武尊が当地で献じられた酒飯を賞したので飯香岡と呼ぶ。飛鳥時代の白鳳4年(675年)、八幡宮を勧請して創建。
本殿は重要文化財、拝殿は県文化財で、放生池や富士塚もあり、境内は整っている。

表参道
飯香岡八幡宮
拝殿
飯香岡八幡宮

拝殿は江戸前期の1691年築。千葉県指定有形文化財

本殿
飯香岡八幡宮

本殿は室町時代に当たる15世紀後期の築。国指定重要文化財

放生池
飯香岡八幡宮
神楽殿
飯香岡八幡宮

神楽殿は昭和35年築。

富士塚と浅間神社
飯香岡八幡宮
厳島神社
飯香岡八幡宮
境内社群
飯香岡八幡宮
山祇神社
飯香岡八幡宮

山祇神社は駅前通りの反対側(北側)にある。

秋季大祭

9月中旬頃に催される飯香岡八幡宮の秋季大祭においては、放生会の伝統を引く放生の儀や、千葉県指定無形民俗文化財の市原の柳楯神事が行われる。また宮神輿も5基が渡御する。

伝・元宮

南西へ徒歩10分の距離にある若宮八幡神社は、飯香岡八幡宮の旧社地と伝える。

若宮八幡神社
若宮八幡神社
若宮八幡神社
千葉県市原市五所474 地図

明治維新時の神仏分離まで、近くの満徳寺(市原市八幡1086-1)が当社の別当寺を務めた。

飯香岡八幡宮
千葉県市原市八幡1057-1 地図
アクセス:JR内房線 八幡宿駅より徒歩2分