曽屋水道記念公園

曽屋水道記念公園曽屋水道記念公園は、神奈川県秦野市の、小田急小田原線の秦野駅より北西へ徒歩16分の地に位置する近代化遺産。
明治23年より運営され昭和58年に廃止された曽屋配水場を、平成2年に公園整備したもので、国登録記念物(遺跡関係)かつ土木学会選奨土木遺産となっている。
曽屋水道は、近代の上水道としては横浜・函館に次ぐ明治23年に完成した、日本の最初期のものの一つ。

全景
曽屋水道記念公園
大正期ポンプ室
曽屋水道記念公園

大正期ポンプ室は大正14年竣工。

大正期配水池
曽屋水道記念公園

大正期配水池は大正14年竣工。地下式RC造で、防寒のため盛土をして表面に芝を張った。さらに8基の換気筒、側壁に7ヶ所の通風孔が設けられた。

大正期配水池上の建物
曽屋水道記念公園
昭和期配水池
曽屋水道記念公園

昭和期配水池は昭和35年竣工。地下式RC造で、防寒のため盛土をして表面に芝を張った。

ロ号水源開口部
曽屋水道記念公園

ロ号水源は明治21年竣工の素掘りの隧道。明治32年と昭和3年に拡張。公園外にある [地図]。

ハ号水源開口部
曽屋水道記念公園

ハ号水源は大正3年竣功の素掘りの隧道で、大正14年には紀伊ノ守水源と連絡した。公園外にある [地図]。

井之明神水

井之明神水は、曽屋水道記念公園の道路反対側にある曾屋神社の境内に湧く御神水。
明治23年に曽屋水道が給水を開始する前は、曽屋神社(旧称・井大明神)境内の湧水と水神町の水神様の湧水が生活用水として使用されていた。
また曽屋水道の水源は曽屋神社の湧水と、隣接する乳牛地区の湧水であった。後に曽屋神社の湧水口は湿地化で埋められたが、平成に復活し、井之明神水と命名された。

井之明神水
井之明神水
曾屋神社
神奈川県秦野市曽屋1-6-10 地図
曽屋水道記念公園
神奈川県秦野市水神町9-23 地図
アクセス:小田急小田原線 秦野駅より徒歩17分
伊勢原
エリアガイド
伊勢原・秦野 | 神奈川県
相模大山のお膝元