猿田神社

猿田神社猿田神社は、千葉県銚子市の、JR総武本線・銚子電鉄の猿田駅より西へ徒歩4分の地に位置する鎮守社。
主祭神は猿田彦大神・天鈿女命・菊理媛命。
垂仁天皇25年(BC5年)11月15日の申の日、芝台なる地に三日三晩霊光が輝き、老翁が忽然と現れてのち消え、次いで怒れる猿が現れ、「我は猿田彦大神であり、民を守るため降臨した」との神託があり、猿も姿を消した。民は猿を神使だと考えて神を祀り、また村の名を猿田村とした
当社は地域の名社であり、境内は整っている。

一ノ鳥居
猿田神社
二ノ鳥居
猿田神社
先神橋
猿田神社

先神橋は明治30年に煉瓦で造られ、総武本線の跨線橋部分は昭和9年にコンクリート製に架け替えられた。

手水舎
猿田神社

手水舎は昭和41年、奥の神輿庫は同56年の建立。

拝殿
猿田神社

拝殿は大正3年改築。

本殿
猿田神社

本殿は江戸前期の1680年建立で千葉県指定有形文化財

社務所
猿田神社

社務所は昭和53年竣工。

御神水
猿田神社
宮神輿
猿田神社

神輿庫には3基の神輿がガラス越しに展示されている(うち1基は珍しい入母屋造)。写真の宮神輿は5月の皐月祭で渡御する。

奥宮と元宮

裏参道の鳥居を出て登り坂を登ると、奥宮と元宮がある。なお、周囲の社叢は「猿田神社の森」の名で千葉県指定天然記念物となっている。

奥宮参道
猿田神社
御神砂
猿田神社

奥宮参道の途中には御神砂の採取所がある。

奥宮
猿田神社

奥宮の奥には御神水がある。

親鸞上人霊場旧跡
猿田神社

奥宮の脇には親鸞上人霊場旧跡がある。貞永元年(1232年)に浄土真宗宗祖の親鸞が当社に参籠し、霊夢で猿田彦神の加護を得て、当地に東光寺を建てたとの伝承がある(東光寺は後に他所に移転)。

元宮
猿田神社

奥宮鳥居の更に先に、猿田彦大神降臨の地である元宮がある。

祭礼

当社の例祭は鎮座の日である11月15日だが、神輿は5月の皐月祭で渡御する。また60年ごと(次は2040年)の庚申の年には式年大祭が行われ、大規模な神幸祭がある。

関連の地

境内には猿田彦大神降臨の地とされる元宮があるが、その他にも似たような伝承の地がある。

猿田神社
千葉県銚子市猿田町1677 地図
アクセス:JR内房線 猿田駅より徒歩4分
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