東京の伝統行事

池上本門寺 御会式池上本門寺は、東京都大田区の、東急池上線の池上駅より北へ徒歩8分の地にある、日蓮宗の七大本山の一つ。東京の代表的な寺院の一つである。当寺についての詳細は池上本門寺の記事を参照。
池上本門寺では毎年10月11~13日(日程固定)に宗祖日蓮の法要である御会式が催される。

池上本門寺
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池上本門寺 | 東京都大田区
日蓮宗の七大本山の1つ
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池上本門寺 御会式

御会式(おえしき)は、宗祖日蓮(1222-1282年)の命日である10月13日を中心に、10月11~13日の三日間に渡り営まれる法要(なお、1282年10月13日は当時の暦の日付で、これは現在の暦では同年の11月21日に該当)。日蓮入滅(死去)の霊跡である池上本門寺にとって最大の祭礼であり、また東京でも代表的な寺社祭礼の1つである。
12日に行われる万灯練供養はことに有名で、18時頃より東急線池上駅近くから本門寺までの2kmを、百数十の万灯講中三千人が、23時頃まで練り歩くもので、かつては御会式のときだけ信者となるニワカ信者を指す「一夜法華」なる言葉まであった。

万灯行列
お会式
 
お会式
 
お会式
 
お会式

仏塔を模した万灯は纏(まとい)に先導され、笛や団扇太鼓、鉦の音色とともに進行する。万灯行列の主コース沿いは歩行者も一方通行となる(本門寺の境内も、正面からは出られず背後からは入れない)。

本行寺
本行寺

万灯の一部は、日蓮が入滅した居館跡とされる本行寺にも向かう。

小宝塔の公開

池上本門寺には国指定重要文化財の宝塔がある。その宝塔内部にも小宝塔が収められており、通常は非公開だがお会式では公開される。

ライトアップされた宝塔
お会式
宝塔内の小宝塔
池上本門寺 小宝塔

万灯練供養の順路

万灯の行列は、池上駅方面の南方をはじめ、北と東からも到着し(緑線)、下の地図の合流点で合流した後(青線)、大堂へと向かう。なお赤線の部分は歩行者も一方通行となり、逆方向へは歩けない。

万灯について

万灯(まんどう)練供養は、「釈迦が遊説の折に富者が遊説の道に数万の灯りを並べ迎えたが、ある貧者は1つの灯りを大切に掲げ迎えた。その時一陣の風が吹き、富者の灯りは全て消えたが貧者のものは消えなかった。この「富者の万灯より貧者の一灯」の故事にならって各自が灯りを持って集まるようになった」のが始まりとされ、明治30年頃より盛んとなった
また、宗祖日蓮が10月13日(新暦では11月21日)に死去した際、庭先の桜が花開いたという故事により、万灯は紙で作った造花を多数、複数の柳の枝に結びつけ、万灯の頂点から垂らす。なお、この桜に由来する桜が「御会式桜」として現在でも本行寺の境内に植えられている。
ライトアップされた仏塔型の万灯は、江戸火消しが参詣の折りに始めた纏(まとい)振りに先導され、団扇太鼓・鉦・笛の音色とともに本門寺に向かい進行する。

お会式全体の行事スケジュール

お会式は万灯行列で知られるが、これは三日間に渡って開催される御会式の一行事に過ぎない。
例年、まず11日の午前11時に、本門寺歴代の貫主・僧侶・寺族・信徒指導者らへの報恩供養の法要が営まれる。午後には法話のあと14時から納経十種供養式法要(仏前に十種の供物を捧げ供養)があるが、この際には信徒らが一年かけて書写した法華経も奉納される。
12日には10時からの宗祖御更衣法要で日蓮像の衣を夏衣から冬衣に改める(なお、冬衣から夏衣に改めるのは開宗記念日の4月28日)。午後は説法に続き、14時からの宗祖報恩御逮夜法要では全国から集まった参詣者らが大堂に参籠し、朝まで太鼓を打ち鳴らしながら題目(南妙法蓮華経)を唱和する(「徹夜の唱題」)。これは翌13日朝4時に一旦小休止し掃除などをしたあと再開される。この12日の18時頃から行われるのが万灯行列であり、徳持会館から本門寺までの約2kmを百数十講中約三千人が万灯練り行列する。なお、この行列は現在は23時頃までだが、昭和20年代までは夜通しで行われ、東急池上線も終夜運転していた。
そして13日の朝7時に営まれる宗祖御入滅御正当法要(特別説法と臨滅度時法要)では、宗祖日蓮の入滅(死去)の時間にあわせ、入滅時に六老僧日昭が打った鐘にならい、臨滅度時の鐘が打ち鳴らされる。

池上本門寺 公式HP
東京都大田区池上1-1-1 地図
アクセス:東急池上線 池上駅より徒歩8分
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