花園神社は東京都新宿の大繁華街、歌舞伎町に隣接して鎮座する新宿の総鎮守を名乗る稲荷社。最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線の新宿三丁目駅で、徒歩数分だが、JR新宿駅や西武新宿駅からも遠くない。当社についての詳細は花園神社の記事を参照。
例大祭は5月下旬に執り行われ、隔年となる本祭の年は本社神輿2基が渡御し、それ以外の陰祭の年は町会神輿の連合渡御が行われる。
花園神社 例大祭
例大祭は5月28日に近い週末(江戸時代は稲荷社として2月の初午に行われていた)。隔年の本祭には宮神輿2基(本社神輿と雷電神輿)が渡御し、陰祭には氏子8町会の神輿が連合渡御する。また、境内には露店が多数出る。
宮神輿の渡御(本祭の年のみ)
本祭の年には宮神輿2基(本社神輿と雷電神輿)が連合渡御する。
なお、花園神社は以前は花園稲荷神社というであったが、昭和3年に雷電稲荷神社を合祀し(しかし旧地にはいまだ社殿が残る)、さらに昭和40年に境内末社大鳥神社を合祀して現在名に改称した。
「本社神輿」は旧来の花園稲荷神社の宮神輿。
雷電神輿は花園神社の本社本殿に昭和3年に合祀された雷電稲荷神社(しかし実際は新宿四丁目に現存)の本社神輿で、屋根の頂だけでなく四隅の蕨手にも火炎宝珠が乗る珍しいもの。
町神輿の連合渡御(陰祭の年のみ)
陰祭(西暦奇数年)の年には氏子8ケ町の町会神輿が、神社より大通りを連合渡御する。神輿は伊勢丹前で下ろされ、区長の挨拶や獅子舞の奉納などがある。
新宿四丁目は花園神社に合祀されたはずの雷電稲荷神社が現在も鎮座する地で、その雷電神輿(花園神社に納められている雷電稲荷神社宮神輿)と同様に頂と四方の蕨手に火炎宝珠が乗る珍しいもの。