ふくろ祭りは、昭和43年(1968年)に始まった、JR山手線の池袋駅西口で催される比較的大規模なお祭りイベント。9月下旬の第一部「御輿の祭典」と10月上旬の第二部「東京よさこい」から成る。
ふくろ祭りは当初は池袋音頭などを中心とする祭りであったが、第3回(1970年)からは地元の氏神である池袋御嶽神社の例大祭と合同開催となって現在のふくろ祭りの原形が成立した。第16回(1983年)には「池袋やっさ」が制作・導入され、第17回(1984年)からは豊島区民まつりとして区の後援を受け、第33回(2000年)からは東京よさこいが付け加わって二部体制となった。
ふくろ祭り 御輿の祭典
9月下旬に開催されるふくろ祭り第一部「御輿の祭典」は、その名の通り、神輿を中心とした行事で、池袋駅前に多くの神輿が集まる。
このほか、日曜の昼間の「御輿パレード」では池袋御嶽神社の15町会の町神輿約30基が駅前から出発し、神社へと向かう。また、隔年(西暦奇数年)のみであるが、池袋御嶽神社の宮神輿が土曜日の夕刻に神社を出御して駅前に至り、また神社へと還御する。
池袋御嶽神社 本社神輿渡御
毎年ではなく隔年(西暦奇数年)だが、池袋御嶽神社の例大祭行事として土曜日の夕刻に本社神輿が巡行する。本社神輿は神社を出たあと池袋駅西口に至り、また神社へと帰ってゆく。
池袋御嶽神社 町神輿連合渡御
ふくろ祭りのプログラムには「神輿パレード」とある行事で、池袋御嶽神社の例大祭行事として氏子15町会の大小約30基の町神輿が日曜日の日中、池袋駅西口を発して神社へと連合渡御する。こちらの行事は毎年開催。
宵御輿パレード
宵御輿パレードはふくろ祭りの運営がクライマックスに位置づけているイベントで、日曜夕刻に神輿15基前後がJR池袋駅西口に集結して渡御する。こちらの連合渡御は池袋御嶽神社の祭礼とは関係ない。
ふくろ祭り その他
池袋西口公園でもステージショーを開催。
池袋御嶽神社境内
ふくろ祭り 東京よさこい
10月初旬に開催されるふくろ祭り第二部「東京よさこい」は、新たに平成12年(2000年)に付け加わったもの。日曜日には全国から100以上のチームが参加して、池袋を中心に、大塚・巣鴨・目白の会場でコンテスト形式で演舞を披露し、夕刻には表彰式が行われる。また、和太鼓、やっさ踊り、かっぽれ踊り、沖縄エイサー、佐渡おけさなども披露される。