茂林寺

茂林寺茂林寺(もりんじ)は、群馬県館林市の、東武伊勢崎線の茂林寺駅より東へ徒歩7分の地に位置する曹洞宗の寺院。山号は青龍山。
室町時代の応永33年(1426年)に小庵を創建。応仁2年(1468年)には堂宇を整備し茂林寺と改めた。
分福茶釜の伝承地(後述)の一つとして知られ、境内には狸像が多く並ぶ。

総門
茂林寺

総門は室町時代の1468年建立。

総門内
茂林寺

参道両脇には狸の像が並ぶ。

山門
茂林寺

茅葺きの山門は江戸中期の1694年建立。

山門内
茂林寺
本堂
茂林寺

茅葺きの本堂は江戸中期の1727年改築。

守鶴堂
茂林寺

守鶴堂は大正5年改築。

守鶴堂前の狛狸
茂林寺

守鶴堂の前には狛狸が立つ。左は石像、右は焼き物。
また守鶴堂には多くの狸の小像が奉納されている。

茂林寺の分福茶釜伝説

守鶴は、茂林寺を後に開山する大林正通が諸国行脚中に伊香保で出会って連れてきた老僧で、茂林寺において代々の住職に仕えた。
元亀元年(1570年)、法要で大勢の来客を賄う湯釜が必要となったが、このとき守鶴が持ってきた「紫金銅分福茶釜」は湯が尽きなかった。
天正15年(1587年)、熟睡中の守鶴は、狢(または狸)の正体を現わしてしまい、当寺にはいられなくなり飛び去った。
守鶴堂は寺の鎮護として守鶴を祀ったもの。
また伝説の茶釜は宝物の一つとして有料公開されている(撮影禁止)。

茂林寺 公式HP
[宝物] 時間:9:00-16:00 拝観料:300円 休館日:木(不定休)
群馬県館林市堀工町1570 地図
アクセス:東武伊勢崎線 茂林寺駅より徒歩7分
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