難波田城公園
難波田城(なんばたじょう)公園は、埼玉県富士見市の、東武東上線のみずほ台駅より北東へ車で10分の地に位置する、中世の平城跡。
この城は鎌倉期に難波田氏(桓武平氏の支流)の居館として築かれたが、天文15年(1546年)の河越夜戦の敗戦で難波田氏が没落すると、北条氏傘下に入った上田氏の支配下となり、小田原征伐で廃城となった。
三重の堀と本郭を中心に、郭が同心円状に配置された城であった。
埼玉県指定旧跡。
また同時に、古民家園も設けられている。
城趾
難波田城跡

資料館に展示されている戦国期の難波田城模型。
この城の中心部南側が復元整備されている。

城の入口となる門。



三重の堀と本郭を中心に、郭が同心円状に配置された城であった。
とても中世の城とは思えないほど整然と復元されている。

本来は本城門の先に、城の中枢である本城(本丸)があったのだが、現在は住宅地になっている。
天神社
公園北側の住宅街に残されている天神社は、城の鬼門除けの鎮守であった。
なお、当社の鎮座地も、かつては難波田城の曲輪であった。

天神社
埼玉県富士見市下南畑 地図
古民家
城跡として整備されている西側(水堀内に当たる)に、古民家園が設けられている。

旧鈴木家表門は明治中期に針ケ谷に建造され、平成12年に当地に移築。
鈴木家は江戸期は針ヶ谷村の名主であった。
富士見市指定有形文化財。


旧大澤家住宅の主屋は明治4年に東大久保に建造され、平成12年に当地に移築。
大澤家は江戸期は大久保村の名主であった。
富士見市指定有形文化財。

穀蔵は、大澤家の穀蔵(富士見市指定有形文化財)を新築復元。

文庫蔵も新しい。

旧金子家住宅の主屋は明治4年に水子に建造され、平成12年に当地に移築。
金子家は農家で、油商も営んでいた。
富士見市指定有形文化財。
難波田城公園
[公園] 時間:9:00-18:00(10-3月は-17:00) 入園料:無料 年中無休
[資料館・古民家] 時間:9:00-17:00 入館料:無料 休館日:月(祝なら翌日)・祝翌日(土日祝なら開)・年末年始
[資料館・古民家] 時間:9:00-17:00 入館料:無料 休館日:月(祝なら翌日)・祝翌日(土日祝なら開)・年末年始
埼玉県富士見市下南畑568-1 地図
アクセス:東武東上線 みずほ台駅より車10分