迎摂院
迎摂院(迎摂院、こうしょういん)は、埼玉県三郷市の、JR武蔵野線三郷駅より西へ車12分の地に位置する真言宗豊山派の寺院。
正式には彦峯山観音寺迎攝院。
慶長年間(1596-1615年)に、浄土宗寺院を真言宗寺院に改め中興。
室町時代建立と推定される観音堂がある。

観音堂の正面には木造の門が立つ。なお、観音堂と並ぶ本堂の正面の門は石柱。


准胝観音を祀る観音堂は三郷市指定有形文化財。
境内の説明板では、この堂は室町時代の建立で、新編武蔵風土記稿に1622年再建とあるのは大修理のこと、と解釈している。


本堂は江戸中期の1759年建立。
本尊は不動明王。

鐘楼は平成元年建立。
番匠免神明神社
迎摂院の西隣りに鎮座する番匠免神明神社は、明治維新時の神仏分離まで、迎摂院が別当寺であった。
現在でも当社の夏祭り(大般若経祭り)では迎摂院の僧が、神社で大般若を読経し、その後は大般若を携え町内各戸を回るという、神仏習合時代の遺風を残している。

番匠免神明神社
埼玉県三郷市番匠免1-126 地図