玉蔵院
玉蔵院(ぎょくぞういん)は、埼玉県さいたま市の、JR東北本線(京浜東北線・高崎線・宇都宮線など)の浦和駅より西へ徒歩8分の地に位置する、真言宗豊山派の寺院。
正式には宝珠山玉蔵院延命寺。
弘仁11年(820年)、巡錫中の弘法大師空海が延命地蔵像を刻んで堂を建て安置したのが創建。室町時代に中興。
浦和の市街地にある寺で、境内はさほど広くはないが、堂宇は揃っており、見事な枯山水庭園もある。

山門は江戸後期に当たる19世紀初期(1803-1809年の間)建立。
また1763年に徳川将軍より拝領して御殿山より移築したとも伝える。
さいたま市指定有形文化財。




本堂は1701年の上棟だが、昭和期に大改修されている。
本尊は大日如来。
本堂前には反り石橋と枯山水庭園がある。


地蔵堂は1780年建立。天井絵もある。さいたま市指定有形文化財。

庫裏は1824年建立。
浦和駅周辺には他に調神社などがある。



