吉祥寺
吉祥寺は、埼玉県さいたま市の、JR武蔵野線の東浦和駅より北西へ徒歩28分の地に位置する、天台宗の別格本山。
正式には宝珠山十輪院吉祥寺。
天長6年(829年)、巡錫中の慈覚大師円仁が薬師如来を勧請して創建。
長禄1年(1457年)に兵火で焼失したが、長享元年(1487年)に地蔵尊を本尊として再建、山号を宝珠山とした。
天和3年(1683年)には阿弥陀如来を本尊とし、従来の地蔵尊は内仏殿本尊とした。
境内には江戸期の堂宇が並び、名刹に相応しい佇まいを見せる。


参道沿いに鎮座する駒形権現神社須賀神社の本殿は室町期の建立。さいたま市指定有形文化財。

山門は江戸初期の建立。さいたま市指定有形文化財。


大本堂は1776~1783年の間に建立。

鐘楼は江戸後期の建立。

庫裏は1808年上棟、玄関は1810年上棟、書院は1863年上棟。

長屋門は江戸後期の建立。


