足利学校
足利学校は、栃木県足利市の、JR両毛線の足利駅より北西へ徒歩7分の地に位置する史跡。
日本最古の学校(の跡)を称し、敷地は国指定史跡となっている。
足利学校の創立は、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の天長9年(832)に小野篁による開学説、鎌倉時代の建久年間(1190-1199年)に足利義兼による開学説、室町時代の永享11年(1439年)の関東管領・上杉憲実による開学説などがある。
室町時代以降は代々禅僧が庠主(校長)を務め、事実上日本の最高学府となった時期もあった。明治5年に閉学したが、平成2年に江戸中期の姿が復原された。


入徳門は明治中期に裏門を移築。

学校門は1668年建立。

旧遺蹟図書館は大正4年築。足利市指定文化財。


杏壇門は孔子廟の門。1668年建立だが、明治25年に屋根・門扉が焼損しその後再建。柱等に焼損跡が残る。

孔子廟大成殿は1668年建立。中国様式の建物で、日本では現存最古の孔子廟。

方丈・玄関・庫裡は平成2年復元事業で再建。




衆寮も平成2年復元事業で再建。


南北の庭園も平成2年復元事業で再建。

土蔵も平成2年復元事業で再建。

木小屋も平成2年復元事業で再建。

孔子廟裏に、室町時代より明治元年までの庠主(校長)23代のうち17名の墓が立つ。



裏門も平成2年復元事業で再建。
