元町ウェルネスパーク & 元町公園
元町ウェルネスパークおよび元町公園は、東京都文京区の、JR中央線・都営三田線の水道橋駅より東へ徒歩4分の地に位置する近代建築。
元町ウェルネスパーク(旧元町小学校)は昭和2年の、元町公園は昭和5年の竣工。
大正12年の関東大震災後、震災復興事業(帝都復興事業)の一環として、建設された復興小学校及び復興小公園の一つ。
元町ウェルネスパーク
元町ウェルネスパークは、順天堂大学・文京区などが運営する複合施設。
旧元町小学校の東側校舎を保存して東館とし、西側校舎・体育館・北側校舎は建て替えて西館としている。
元町小学校(元町尋常小学校)は明治45年に本郷2丁目に開校したが、大正12年の関東大震災で焼失し、昭和2年に現在地に移転。
大正12年の関東大震災後、東京市および横浜市では、震災復興事業(帝都復興事業)の一環として、震災の教訓から耐震耐火建築のRC造で、復興小学校が建設された(東京市は117校、横浜市は31校)が、当校はその一つ。

東館は、旧元町小学校の東側校舎(昭和2年竣工)を保存したもの。

同じ角度で見た、整備前の校舎。


東館1階には、昭和初期の元町公園と元町小学校の縮尺1/200模型が置かれている。
なお、3階の歴史展示室には縮尺1/125の模型があるが、こちらは校舎のみの模型。

歴史展示室は、元町小学校の歴史資料を展示する。
元町公園
元町公園は昭和5年竣工。
同じく震災復興事業の一環として、東京市の震災復興小学校117校のうち、52校に震災復興小公園が併設された(横浜市の復興小学校には小公園は併設されなかった)。
元町公園は、これら復興小公園のうち原形を良好に留めている唯一の例。
現在はまだ整備中(写真は整備前のもの)。



