西福寺
西福寺は東京都北区の、JR王子駅より北東へ徒歩13分の地にある、真言宗豊山派の寺院。
江戸六阿弥陀と足立姫の伝説では、奈良時代の聖武天皇の代(在位724年-749年)に、行基の彫った6体の阿弥陀仏を祀って創建された6寺の一つであり、境内には六阿弥陀の築山もある。また、山門に竜の彫刻が付加されているのが特徴的。
鮮やかな山門は木造の仁王門で、正面には金剛力士(仁王)、背面には風神雷神の像が安置されている。
また、この山門の正面には竜の尾の、背面には玉を咥えた竜の頭の彫刻が付加されており、少し珍しい。
中門は鉄筋コンクリート造で、本堂とは廻廊で繋がっている。門前には一対の獅子が立つ。
中門裏には本堂や阿弥陀如来坐像などがある。本堂も鉄筋コンクリート造。
本堂の脇には小規模な庭があり、岩清水六阿弥陀の築山がある(当寺は江戸六阿弥陀の第一番)。