萬福寺
萬福寺は、東京都大田区の、都営浅草線の西馬込駅より北東へ徒歩11分、または馬込駅より南へ徒歩13分にある曹洞宗の寺院。正式には慈眼山無量院萬福寺。
鎌倉時代初期頃の建久年間(1190-1199年)、梶原景時により密教寺院として大井村丸山に創建。室町時代の天文3年(1534年)。現在地に移転し曹洞宗に改め中興。
寺観は整っている。
山門は都区部では珍しい茅葺き。なお、山門の脇には閻魔像を安置した閻魔堂がある。
山門を潜ると、左の男坂と右の女坂に分かれる。男坂の先には平成10年建立の中門(無量門)が、女坂の先には鐘楼門がある。
本堂は平成17年の建立だが、江戸時代の宝暦年間頃に建立された旧本堂の部材を一部利用している。
本尊は三国伝来の阿弥陀三尊。
本堂背後の開山堂兼納骨堂は昭和6年建立でRC造。
摩尼輪堂は平成10年建立。堂内には、経典の代わりに厄除地蔵菩薩像と四天王像が安置された六角輪蔵風のものが収められている。
摩尼輪堂内には、六角輪蔵風のもの(経典ではなく厄除地蔵菩薩像と四天王像を配置)が収められている。
近くには長遠寺 & 馬込八幡神社がある。