四谷須賀神社
四谷須賀神社は、東京都新宿区の、東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅より南東へ徒歩6分に位置する、四谷の総鎮守。
江戸初期の寛永11年(1634年)に赤坂の清水谷から稲荷神社を四谷に遷座した事に始まり、寛永14年(1637年)に、神田明神境内に鎮座していた日本橋大伝馬町の鎮守の牛頭天王(現在の大伝馬町八雲神社)を勧請合祀し、明治元年に須賀神社と改称。
第二次世界大戦の戦禍で本殿、内陣宮殿、摂社天白稲荷神社以外は焼失し、戦後に鉄筋コンクリートで再建された。
なお、以前はこの手前にも鳥居があったが、東日本大震災後に撤去された。
社殿は戦後の鉄筋コンクリート建築。戦災焼失しなかった本殿も建て替えられたようだ。
内陣宮殿(1819年建造)は非公開だが、HPで公開されている写真を見ると、豪華絢爛で変則的な連結社殿である。
境内摂社の天白稲荷神社は土蔵造。周りの石柵には大正4年の銘があるので、この時の建造か。社誌『須賀神社由来記』によると昭和6年頃に境内社が合社されているので、あるいはこの時かも知れない。
四谷須賀神社は高台の上にあり、その境内の北側には立派な石垣がある。この石垣は、石段下にある妙行寺の境内から写したもの。
四谷須賀神社の本社神輿は昭和51年製作。6月の例大祭では隔年で渡御する。
梯子乗り
毎年1月5日には、境内で梯子乗りが奉納される。この行事に関する詳細は「四谷須賀神社 梯子乗り」の記事を参照。
例大祭
四谷須賀神社の例大祭は6月上旬に執り行われる。西暦偶数年の本祭には本社神輿が氏子域を渡御する。陰祭の年(西暦奇数年)には代わりに氏子18ケ町の町神輿が連合渡御する。神輿の担ぎ方は、四谷担ぎという、今主流の江戸前担ぎとは少し違った担ぎ方。この行事に関する詳細は「四谷須賀神社 例大祭」の記事を参照。
酉の市
11月の酉の日には酉の市が開かれる。