多聞寺
多聞寺は東京都墨田区の、東武スカイツリーラインの鐘ケ淵駅より北へ徒歩9分の地にある、真言宗智山派の寺院。正式には隅田山吉祥院多聞寺。
平安時代の天徳年間(957-60年)、不動明王を本尊に、大鏡山明王院隅田寺として台東区の橋場に創建。天正年間(1573-1591年)に現在地に移転、本尊を毘沙門天とし、現在の寺名に改めた。
江戸時代に建造された山門は都区部の寺ながら茅葺で、区の文化財となっている。
山門は都区部の寺院では比較的珍しい茅葺。江戸中期の1718年建立で墨田区指定有形文化財。
本堂は昭和11年建立。
明治の神仏分離までは隅田川神社の別当寺であった。