国立天文台

国立天文台国立天文台の三鷹キャンパスは、東京都三鷹市の、京王線の西調布駅より北へ徒歩27分の地にある天文学の研究機関。
明治21年、東大・海軍・内務省の天体観測機関が合併して東京帝国大学の東京天文台となり、大正13年に港区麻布から三鷹へと移転。昭和63年に名古屋大学空電研究所及び文部省緯度観測所と統合されて国立天文台に改組された。
敷地内には、移転前後(東京帝国大学東京天文台時代)の建造物11点が国または市の文化財に登録されているほか、上円下方墳である天文台構内古墳がある。

正門
国立天文台

正門(表門)は大正13年頃の竣工。国登録有形文化財

守衛所
国立天文台

守衛所(門衛所)は大正13年竣工。国登録有形文化財

大赤道儀室
国立天文台

大赤道儀室は大正15年竣工。RC造の建物に木造ドームが架かる。現在は天文台歴史館として利用。国登録有形文化財

第一赤道儀室
国立天文台

第一赤道儀室は大正10年竣工。国登録有形文化財

太陽分光写真儀室
国立天文台

太陽分光写真儀室は昭和5年竣工。国登録有形文化財。通称の「アインシュタイン塔」は、ドイツ・ポツダム天体物理天文台のアインシュタイン塔と用途が同じだったことに由来する。

旧図書庫
国立天文台

旧図書庫(旧図庫及び倉庫)は昭和5年竣工。国登録有形文化財

ゴーチェ子午環室
国立天文台

ゴーチェ子午環室は大正13年竣工。国登録有形文化財

レプソルド子午儀室
国立天文台

レプソルド子午儀室は大正14年竣工。国登録有形文化財。現在は子午儀資料館として利用。

星と森と絵本の家
国立天文台

「星と森と絵本の家」は大正4年竣工。三鷹市登録有形文化財。天文台高等官官舎として建てられ、後に1号宿舎となった。現在は三鷹市が活用している。

天文台構内古墳
国立天文台

第一赤道儀室の脇にある天文台構内古墳は、全国でも数少ない上円下方墳。7世紀半ばから後半に築造。江戸時代には富士塚に利用されていた。


公開施設としては、上述の天文台歴史館(大赤道儀室)や子午儀資料館(レプソルド子午儀室)、星と森と絵本の家(旧天文台高等官官舎)のほか、西棟に設けられた展示室や天文機器資料館(昭和57年築の自動光電子午環を転用)がある。
また事前予約制で50センチ公開望遠鏡や4D2Uドームシアターも公開されている。

なお、国登録有形文化財のうち第一子午線標室と第二子午線標室(ともに大正14年竣工)は一般公開されていない。

国立天文台 公式HP
東京都三鷹市大沢2-21-1 地図
アクセス:京王線 西調布駅より徒歩27分
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