稲荷塚古墳
稲荷塚古墳は、東京都多摩市の、京王相模原線の京王永山駅または小田急多摩線の小田急永山駅より北西へ徒歩24分の地に位置する古墳。
稲荷塚古墳は全国でも数少ない八角墳(八角形墳)の一つと推測され、東京都指定史跡。
令和4年まで、墳頂に恋路稲荷神社が鎮座していたが、令和4年に隣接地へと遷座した。
恋路稲荷神社享保7年(1722年)の勧請で、延享3年(1746年)にも勧請された。
古墳時代後期に当たる7世紀前半に築造され、墳丘の直径34mに周溝2mが巡り全長38m。高さは2段築成で、全高は4mあったと推定されているが、明治期に恋路稲荷神社の社殿を造営する際に墳丘が削られ半分ほどの高さとなった。

稲荷塚古墳の墳丘上には令和4年まで恋路稲荷神社が鎮座していた(写真は鎮座時のもの)。

石室は保護のため埋め戻されているが、位置が分かるよう地面に表示されている。
綺麗に整形されたわけではないので八角形の墳形を見て取るのは難しい。
石室模型
この稲荷塚古墳の石室の縮小模型が、多摩センターのパルテノン多摩ミュージアムに展示されている。




