東京高円寺阿波踊りは、JR中央線の高円寺駅一帯で催される、大規模な阿波踊り大会。百数十の連(団体)が参加し、百万人近い人出があり、東京の夏の三大祭りの一つを名乗っている。
東京高円寺阿波踊り
「東京高円寺阿波踊り」は8月下旬にJR中央線の高円寺駅一帯で催される、大規模な阿波踊り大会。昭和32年(1957年)、商店街を盛り上げるため、高円寺氷川神社への奉納行事として始まった。当初は自己流の阿波踊りであったため「高円寺ばか踊り」の名であったが、後に本場である徳島県の人間に手ほどきされ、昭和38年からは「高円寺阿波おどり」と称している。現在、東京近郊各地で盛んに行われている阿波踊り大会の草分け的存在であり、最も有名な存在である。
このイベントには百万人近い人出があるため、高円寺の町には通行規制が敷かれる。
人出が多いため良い見物席を確保するのもなかなか大変であるが、有料の特別桟敷席も設けられている。
高円寺氷川神社 例大祭
東京高円寺阿波踊りは高円寺氷川神社への奉納行事として始まったこともあり、現在では例大祭と分離されているものの、両者は同日開催のことが多い。当社には宮神輿は無いが、町会神輿は各自で渡御を行う。当社についての詳細は高円寺氷川神社の記事を参照。
広いとは言えない境内には所狭しと露天商の露店が出店し、多くの人出がある。なお、表参道は夜は入るのも躊躇われるぐらい混雑しているが、裏参道からは比較的楽に入ることができる。