天岑寺 & 安穏寺
天岑寺と安穏寺は、埼玉県狭山市の、西武新宿線の狭山市駅より北東へ車7分の地に隣接し合う曹洞宗の寺院。
天岑寺
天岑寺(てんしんじ)は曹洞宗の寺院。
山号は大龍山。
既存の観音堂を室町末期頃に当地の名主が寺とし、さらに文禄3年(1594年)に当地の領主となった旗本・小笠原氏が菩提寺の天岑寺として開山した。
特徴的な惣門や鐘楼がある。



通霄関(つうしょうかん)の額を掲げる惣門は16世紀末~17世紀前期の建立。狭山市指定有形文化財。
特徴的な形状で、沖縄風だとしている。新座市普光明寺の山門と似ている。


本尊は釈迦如来。

鐘楼は五角堂で変則的。

金毘羅権現、熊野三社大神、澤稲荷大明神を祀る。

当地の領主であり、当寺を菩提寺とした旗本小笠原家の墓所。狭山市指定史跡。
安穏寺
安穏寺は、天岑寺に隣接してある曹洞宗の寺院。
山号は熊耳山。
天岑寺第6世・海峯碧州(1739年寂)が隠居所として創建。
本堂は大型の八角円堂。

