七社神社
七社神社は、東京都北区の、東京メトロ南北線の西ケ原駅より北西へ徒歩2分の地に位置する、西ケ原・栄町の総鎮守。
創建年代は不詳。紀伊高野山金剛峯寺の鎮守である四社明神を勧請し、それに伊勢・春日・八幡を合わせ祀ったので七社神社と称する。
江戸期は別当寺無量寺の境内にあって七社明神社・七所明神などと呼ばれたが、明治2年、神仏分離で天祖神社(現在は境内社)の社地に遷座した。したがって、現在の社殿はそれ以降に建造されたもの。

一ノ鳥居(中央奥)の前に残る、日光御成道(岩槻街道)の西ケ原一里塚は国指定史跡。




拝殿は昭和3年建立。

本殿は明治26年建立。脇障子が附属する変則的な神明造。
境内からは見えないが、境外からは見える。


天祖神社は地主神。
江戸期は一本杉神明宮などと呼ばれたが、この名称の由来となった杉の切り株が背後に残る。
七社神社が明治維新で現在地に移転するまでは、当地はこの天祖神社の境内であった。


これらのほか、熊野神社や疱瘡社の小祠がある。

社務所は昭和42年建立。
年中行事
初詣
新年と共にお囃子や獅子舞が奉演される。また三が日の日中には浦安の舞なども奉演される。


桜のライトアップ

拝殿前の桜は、北側(左側)が御衣黄、南側(右側)が福禄寿。
開花時期は染井吉野の終わった頃で、七社神社では夜、ライトアップされる。
例大祭
例大祭は9月の秋分の日とその前日。比較的多くの露店が出る。この行事に関する詳細は「七社神社 例大祭」の記事を参照。





