東京大学 駒場IIキャンパスの近代建築
東京大学の駒場IIキャンパスは、東京都目黒区の、小田急線の東北沢駅より南西へ徒歩6分の地にあるキャンパス。
生産技術研究所や先端科学技術研究センターを主体としており、駒場Iキャンパスとは若干離れている。
敷地は昭和10年まで駒場にあった東京帝国大学農学部の附属農場の西端に当たり、越中島にあった東京帝国大学航空研究所（大正7年設立）が関東大震災で壊滅後、昭和4年に移転して整備された。
なお、東京帝国大学航空研究所は、戦後に幾度かの改組を経て昭和56年には東大から分離され、後にJAXA（宇宙航空研究開発機構）に発展した。
構内には昭和初期の建築がいくつか残る。
門衛所は昭和初期の竣工。
13号館は昭和4年竣工。旧本館。国登録有形文化財。
14号館は昭和5年竣工。旧第一号館。
1号館は昭和3年竣工。旧風洞室。
試作工場は昭和4年竣工。旧第一中央工場。
15号館は昭和13年竣工。旧プロペラ部室。
中央変電室・車庫は昭和3年竣工。
現代建築
キャンパスの先端科学技術研究センターは平成11年（1999年）の、生産技術研究所は平成13年（2001年）の竣工で、設計は原広司。
駒場一帯にはこの他に旧前田家本邸、尊経閣文庫、日本民藝館、東京大学駒場Iキャンパスなどがある。
