正法院
正法院は、東京都豊島区の、都営三田線の西巣鴨駅より南東へ徒歩1分の地に位置する、天台宗の寺院。
山号は慈雲山、寺号は長栄寺。
天平2年(730年)、行基が上野下谷が岡(現・上野公園)に自刻の聖観音像を安置し、下谷神社とともに創建。
慈覚大師円仁の頃に天台宗に帰属。寛永寺創建の際に台東区下谷に、明治38年に現在地に移転。
本堂背後の阿弥陀堂は寛永寺にあった旧輪王寺宮書院を移築したもの。

本尊は聖観音。

阿弥陀堂は、元禄期(1688-1704年)に建立された、寛永寺の旧輪王寺宮書院を明治6年に本堂として移築したもの。
現在の本堂の背後にあり、隣の小学校跡から覗えた(が、現在は敷地が学校として再利用されているので入れなくなった)。
明治の神仏分離までは、移転元の下谷にある下谷神社の別当寺であった。