多賀神社
多賀神社は、東京都八王子市の、JR中央線の西八王子駅より北へ徒歩13分の地に鎮座する、西八王子の鎮守。
平安時代の天慶元年(938年)、源経基が近江・多賀大社を勧請して創建。
一説に市内散田町の高宰神社を勧請したのが創建で高宰明神と称したとも言う。
境内には第二次大戦の戦禍を免れた社殿が並ぶ。また本殿は変則的な形状をしている。


拝殿は江戸末期の建立。
拝殿前の左右に立つのは平成27年建立の神札所と祈祷待合所。


本殿は江戸中期の1735年建立と伝えるが、実際はより後代の可能性もある。
脇屋根が付く変則的な形状だが、これは昭和54年に付加された。

神楽殿は昭和8年建立。

境内社機守神社は昭和12年建立。
例大祭
多賀神社の例大祭は現在は8月の第一週末で、東八王子の鎮守である八幡八雲神社の例大祭や八王子まつりと一体的に行われ、東京多摩では有数の規模の神社祭礼となる。日曜日には各社の宮神輿がそれぞれの氏子地域を巡行するほか、町神輿の連合渡御が行われ、山車も多く出る。
なお、当社の宮神輿は台車と共に明治15年製作で、重量は3tあり、千貫神輿と通称される。




