東京の観光
港区 北部

旧府社。東京十社（旧准勅祭社）。都心に残る数少ない江戸期の社殿（都文化財）を有する。例大祭赤坂氷川祭は人形山車と神輿が連合渡御する有名な祭礼。

旧府社。神社本庁別表神社。乃木神社は陸軍大将乃木希典を祀る神社で、端正な社殿が立つ。隣には乃木の旧邸が整備公開されている。

愛知県豊川市にある豊川稲荷（仏教寺院）の別院。多くの狐像や幟がならぶ。

財界人根津嘉一郎の邸宅跡に根津の美術コレクションを公開する。美術館の建物自体は新しい（隈研吾設計で2009年に建てられたモダンな和風建築）ものの、邸宅の回遊式日本庭園は残り、江戸期～大正期の茶室が点在する。

旧東宮御所。明治42年築の本館は明治期最大の記念建築として国宝。正面の柵外からは本館の他、左右の衛舎も覗える。御所風の東門も明治期の築。有料で一般公開。

維新後、神葬祭墓地として開設。谷中霊園と並んで特徴的な墓が多い。規模の大きな外国人墓地があるのも特徴。維新の元勲大久保利通や旧福岡藩主黒田家の立派な墓所もある。

標高26mの愛宕山上に鎮座する神社。山上には神池もある。9月の例大祭では神輿が石段を登る。

曹洞宗の寺院。本堂は昭和6年のRC建築。その他、愛宕グリーンヒルズの超高層ビルに調和するような新しい堂宇が立つ。

浄土宗（鎮西派）の四大本山の一つ（総本山は京都知恩院）。本堂等は戦後の再建だが、三門（重要文化財）や経蔵（都文化財）、円光大師堂表門、水盤舎・鋳抜門など幾つかの堂宇は戦災を免れた。上野寛永寺・日光輪王寺と並ぶ徳川将軍家の菩提寺で、日光のような徳川家霊廟群があったがほぼ戦災焼失し、両脇のホテルの敷地に旧御成門、旧有章院霊廟二天門（重要文化財）、旧台徳院霊廟惣門（重要文化財）が残るものの、石塔は徳川将軍家墓所に整理された。なお、大門（写真1枚目）は昭和3年築のRC造。4月の御忌大会は大規模な祭礼。2月の節分会や4月の子育地蔵尊大法要も比較的大きい。

国名勝の庭園。唐津藩主（後に小田原藩主）大久保家上屋敷から曲折を経て明治に皇室所有となった。現在は海から少し離れているが、元は海辺を埋め立てて造った潮入庭園。