高円寺氷川神社
高円寺氷川神社は、東京都杉並区の、JR中央線の高円寺駅より南東へ徒歩2分の地にある鎮守社。鎌倉幕府成立前後の文治5年(1189年)創建。
社殿は第二次世界大戦で戦災焼失し、戦後に総鋼鉄製で建て替えられた。
社殿は昭和46年建造の、総鋼鉄製の神明造。
全国でも唯一だと称している境内末社の気象神社は、戦後に旧陸軍気象部から遷座。ただし社殿は建て替えられて比較的新しい。
ガラス張りの神輿庫に町神輿が約10基並んでいるのを拝観できる。
高円寺氷川神社には町神輿はあっても宮神輿はなかったが、令和元年、高円寺北一丁目会の町神輿(昭和初期製作)が宮神輿として奉納された。
例大祭と高円寺阿波踊り
高円寺の町では8月末に町をあげて大規模な「高円寺阿波踊り」が開催される。これはもともとは当社への奉納踊りとして昭和32年に始まったもので、当社の例大祭も同時期に催される。この行事に関する詳細は高円寺阿波踊りの記事を参照。
明治の神仏分離までは、近くの曹洞宗高円寺が別当寺であった。
JR高円寺駅から東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅にかけては他に高円寺、長仙寺、長善寺、鳳林寺、西照寺、宗泰院、長龍寺、高円寺天祖神社などがある。